すっぽん
私の職場にはトイレがなく、他社のトイレを借りている。
トイレへ向かう途中、雑多に荷物が置かれている廊下があるのだが、そこにスッポンがいる。
クローゼットとかに服を入れてしまっておくためのプラケースに、砂利と水が張っており、スッポンが飼われているのだ。
たまにプラケースにダンボールが積まれていることもあったが、スッポンは生きているようだ。
毎日スッポンを監視していたが、先日水が真っ黒になっていた。
真っ黒すぎてスッポンの存在が確認できず。
スッポンが死んだから水が汚くなったのか?と思っていたが、翌日、なんとその真っ黒な水の中に金魚がいた。
おまっ・・・生きていける環境か?それ・・・
となったが元気に泳いでいるようだ。
相変わらず水が真っ黒なため、スッポンの存在が確認できない。
スッポンが死んで代わりに金魚にしたんだろうか。
と思っていた。
が!!!
翌日スッポンがいた!!
生きてたのかお前!!
多分ずっといた。
黒いから見えにくかったのだろう。
真っ黒な水の中に、スッポンと金魚が共存していた。
そのことを弊社SVの報告したところ、たまたま来ていたクライアントが反応した。
「スッポン!?見てたの?」
なんとクライアントが飼っていたスッポンだった。
外に落ちていたスッポンを飼おうとクライアントグループがスッポンについて調査し、砂を変えたところ、スッポンが動くたびに砂が舞って水が黒くなっていたそうだ。
金魚はスッポンのエサだったがスッポンは食べず共存空間に。
事情がわかったため引き続きスッポンと金魚を監視していた。
金魚はエサということを聞いてから数えたが、10匹いるようだ。
そして今日(日付が変わったため昨日)、スッポンと金魚が引き離されていた。
スッポンは相変わらずプラケースだが、金魚は別のケース(決して金魚鉢などではない)に移動されていた。
金魚は8匹になっていた。
ここまでで疑問点はいくつかある。
まず、スッポンが落ちていたってなんだ?
その辺に落ちてるもんじゃないでしょうよ。
スッポン20cmくらいあるからな。
それを飼うために一丸となったクライアントの職場。
ヒマなの?
スッポンのケージ(と呼ぶのもおこがましいプラケース及び砂利と砂)誰が準備したの?
費用は個人で持ったの?
金魚の方がはるかに素早いけどなんでエサになり得ると判断したの?
野生環境じゃないんだよ?
しかも隔離したってことはエサにする気ないでしょ?
金魚は金魚で育てることにしたの?
その割に金魚減ってたけど水悪いのが原因なの?
それとも本来の役目は果たしたの?
なんで「飼っている」って名目なのに荷物置き場兼廊下に置いてんの?
引き続き監視を続ける。